狩野安信は江戸初期、寛永年間幕府の御用絵師。その画系を確率した探幽の弟で江戸に出て狩野派の本家を継ぎ、内裏の障壁画のほか山水人物、歴史画など幅広い領域で絵を描いた。この金地雲形の豪華な源平合戦屏風絵は40歳頃の作。